回
2007年 07月 18日
いやはや。。。
久々の更新です。
放置プレーが好きなもので………(・∀・)……
さて。
前期設計課題が終了いたしました。
大空間→短期設計→小学校の3本立て。
今期は、今までで一番力を入れることができたのではないか、と思います。
結果できあがったものが納得いくか、と言ったらそうは言い切れないけど。
ただ、2度目だけあって、短期設計は100点でした(´∀`)
これは素直にうれしい。励みになります。
今回の課題「小学校」
敷地は知る人ぞ知る、足洗い公園横の某小学校ダス。
この課題で求められる大きな問題は2つ。
①学校が使用されない休日や夜間、広大な敷地が街の中で空白状態になっている。
これは非常にもったいない。
ということで、授業時間外に地域施設としての機能を利用できる小学校を考える。
②児童は学校で一日の大半の時間を過ごす。
児童の人格形成において重要な時期を担う場でもある。
そう考えると、学習の場としてだけでなく、生活の場としての学校を考える必要がある。
①に関しては、当然防犯対策が必要になってくる。
ただ、がっちがちにフェンスで囲んで、防犯カメラをつけて、警備員を常駐させて…
といった消極的解決法ではなく、もっと地域コミュニティを誘発するような積極的な解決法をとりたいと考える。
そこで、今回取った方法。
ゾーニングにおいて地域共用施設と教室部門を明確に分離する。
2部門の間は、視線は通すが動線は通さない、という関係にする。
共通の動線は容易に仕切れるようになっており、休日や夜間はそこを仕切ることで、
地域部門にだけ人を入れるようにする。
②について。
児童の走り回りたい欲求を満たす、そんな場を作りたいと思った。
まず、教室・特別教室を分散配置する。
そうすることによって、建物間に隙間が生まれ、採光、遊びの場となる中庭ができる。
また、中庭を囲むように各建物を結ぶ広めのウッドデッキを設ける。
これは1周ぐるっと回れるようになっており、校内を自由に走り回ることができる。
ウッドデッキに周回性を持たせることで、学校内の行き止まりが無くなる。
それに加えて、職員室等の管理部門は校内の中心にまとめて置いてあるので
校内に死角、そして「裏」が無くなる。
管理部門から各建物までの距離はほぼ同じなので、アクセスのしやすさも等価である。
…以上のようなことを考慮して課題を進めました。
計画的にはなかなか良いものが作れたんじゃないかなーと思います。
動線とか、防犯とか。
が、建築的におもしろいかと言ったら「うーむ…」ですね。自分でも。
一貫したコンセプトが見えてこない感じもするし。
「形態は機能に従う」
という言葉があります。
全くその通りだと思ってるのですが、
機能に従った形態をかっこよくできるか、そこが大問題。
何の根拠もない表層だけの飾りではなく、
機能を十分に満たして、それが形となって表に出てくる。
しかもその形は見るものを納得させる説得力と美しさがある。
いやー難しい。
後期はもっと形態について詰めていけたら、と思います(´・ェ・`) ノ
by kado-kayo
| 2007-07-18 11:26
| 建築